柳宗悦が1931年から1951年の間に発行した雑誌『工藝』の第70号です。雑誌『工藝』は日本民藝協会の機関誌で、思想家 柳宗悦を中心に昭和6年1月に創刊され、昭和26年の120号をもって終刊しました。柳らが新しく見出した工芸品が次々と特集され、型染・織物・漆絵・版画など多彩な工芸手法で装幀されました。また、中の用紙は厳選された各地の手漉き和紙を使用し、さらに小間絵（挿絵）も芹沢銈介をはじめ民藝運動の同人たちが担当しました。【目次】民芸館の使命：柳宗悦民芸館の生誕：河井寛次郎日本民藝館成る：外村吉之介待ち望んだもの：柳悦孝感謝：棟方志功私の想っている民芸館：吉田璋也結縁の鉢：武内潔眞スカンセンの一夜：式場隆三郎思う事ども：内山省三回想を語る：吉田正太郎開館に際して：田中豊太郎祝慶民芸館落成：吉田小五郎開館を祝う：森数樹島根工藝の理念と歴程：太田直行「たくみ」はどう感謝するか：浅沼喜實本染の復興：上村六郎使用と観照：村岡景夫感慨：寿岳文章共同体の成長：水谷良一祝開館：芹澤銈介新作展のこと：濱田庄司挿絵小註民芸館略図雑録柳民芸館竣成併し一言付け加えたいのは、吾々は何も此の頃流行の国粋的な意味から、「日本」の名を付けたのではない。全く必然さからであって、排外的意味はない。まして吾々の信念では最も日本的なるものは同時に最も国際的であると考えるのである。式場：開館を祝う京都通信：村岡寄付報告会員募集祝　日本民藝館開館・晩翠軒香墨紙筆・法帳其他・西欧工藝・鳩居堂支那古研展覧会・平安堂伽藍堂・長谷美術店日本民藝館開館記念新作展・たくみ工藝店九州系古陶磁展覧会並九州諸窯発掘品陳列・港屋朝鮮支那日本古民藝及一般工芸品青山堂青山義高、東洋陶磁金石・壺中居坂本写真場、古民藝舗・自在屋芹澤銈介「和染絵語」石濤名画譜・聚楽社寿岳文章「書物」、柳「茶道を想う」第五巻外村吉之介氏案特製手織葛布「工藝」の帙・申込所・日本民藝協会型染装幀：芹沢銈介小間絵：芹沢銈介用紙：武州小川#柳宗悦#棟方志功#芹沢銈介#三代澤本寿#雑誌工藝#日本民藝館

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